結論。大手(Smallpdf・Sejda・Foxit・iLovePDF)は、ローカル処理を有料プランの中に置いています。無料で使う限りファイルはサーバーへ送られます。
無料かつローカル処理を明言しているのは**PDF24(Windows専用・全機能無料)とPDFsam Basic(全OS・OSS・ただし圧縮なし)**の2本でした。
無料でローカル処理ができる2本
2026-09-11に公式ページで確認しました。
PDF24 Creator
- 完全無料(個人・商用とも、制限なしと明記)
- 「Files remain locally on your PC and are NOT uploaded to the Internet」と明言
- Windows専用(Windows 10/11。macOS・Linuxは非対応)
- 結合・分割・圧縮に加えて、OCR・変換・編集まで無料
PDFsam Basic
- 完全無料のOSS(AGPL、2006年から。透かしもファイルサイズ制限もなし)
- 「runs entirely on your own computer」と明言
- Windows / macOS / Linux
- 結合・分割・ミックス・回転・抽出・挿入の6機能。圧縮は含まれない
大手の無料枠はどうなっているか
| 名前 | 無料枠 | ローカル処理 |
|---|---|---|
| iLovePDF | 制限つき無料(Web) | デスクトップ版はPremium($7/月)限定 |
| Smallpdf | 日次制限つき無料(Web) | Pro($10〜15/月)会員のみ |
| Sejda | 制限の強い無料 | 有料(Desktop+Web 年$63) |
| Foxit PDF Editor | なし | 有料($10.99〜13.99/月、買い切り$199〜) |
| Adobe Acrobat | なし | 有料($14.99〜24.99/月) |
「アップロードしない」ことが要件なら、大手の無料枠は最初から選択肢に入りません。 ここは機能表ではなく、無料プランでファイルがどこで処理されるかを見る必要があります。
どれを選ぶべきか
- Windowsで、無料で、機能を幅広く使いたい → PDF24 Creator。OCRまで含めて無料でローカル処理です。UIの古さが許容できるなら、この用途では最もコスパが高い
- Mac / Linuxを含む複数OSで、結合・分割を確実に → PDFsam Basic。圧縮が要るなら別手段が必要です
- 機能の網羅性が最優先 → Adobe Acrobat。高額ですが業界標準です
- 買い切りで所有したい → CleverPDF($19.99〜39.99)かFoxitの買い切り
- たまに1回使うだけ・機密性が低い → iLovePDFやSmallpdfの無料枠で十分です。インストールする必要はありません
こちらが作っているものについて
作っているPDFPocketは、結合・分割・圧縮の3つに絞り、処理を端末内で完結させるWindowsアプリです。Microsoft Storeで公開準備中です。
ただし調べた結果として、正直に書いておくことがあります。同じWindowsにPDF24という全機能無料の先行者がいて、機能でも価格でも勝てません。こちらの違いは、対象を3機能に絞ったことと、Store経由で導入・更新が完結することくらいです。「PDFを何でも扱いたい」なら、PDF24のほうが適しています。
この結果が言っていないこと
- 価格と提供形態は2026-09-11に公式ページで確認しましたが、確認できたのはPDF24・PDFsamの詳細までです。大手各社の価格は2026-07-21時点の調査にもとづいており、検討時は各公式サイトで再確認してください。
- 「ローカル処理を明言している」は各製品の公開情報にもとづく分類で、こちらで通信を計測して検証したものではありません。
- PDFPocketはまだ公開していません。 この記事は完成品の紹介ではありません。
- PDFPocketはWindows専用(Windows 10/11 64bit)です。macOS・Linuxには対応していません。
- 機能は結合・分割・圧縮の3つだけで、変換・OCR・編集・フォームは対象外です。
PDFツールは機能数で比べられがちですが、書類の中身によっては「どこで処理されるか」のほうが先に効きます。まずそこで絞ると候補は一気に減り、そのうえで使うOSで決まります。